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SEA-GOTO 〜海のシゴト ガイドブック〜

橋本 学


プロジェクトを任せてもらえるその信頼が最高の営業成績


 株式会社新来島どっくの製造部門で新造船の組立て溶接を担当する阿部みぎわさん。
数少ない女性技能者として10年間この仕事で頑張り、何事にもへこたれない精神が身についたという阿部さんから、造船所を就職先として選び、勤めたきっかけについて語っていただきました。


お客様と技術者をつなぐ「造船営業」の仕事について


溶接箇所のチェック

どんな仕事をしていますか?

 入社以来、船体の一部を組み立てる仕事をしています。鉄板と鉄板を「溶接」によって繋げていく作業です。溶接作業には資格が必要となりますが、経験も大事で、10年間この仕事で頑張っています。

なぜ造船所で働こうと思いましたか?

 高校の時に造船所を見学する機会があり、そこで見た巨大なブロック(船体の一部)とその大きさに感動しました。自分も船造りにチャレンジしてみたいと思いました。


阿部さんが製作した造船技能コンクール優勝作品

今の仕事に就くためにどんなことをしましたか? また、どんな勉強をしましたか?

 高校では調理科を専攻していたのですが、自分がやりたいことではないと気づいて、全く違うものを目指すことになりました。


造船業を志したきっかけ

この仕事について良かったことは? 
また、仕事の中で得られたことは?

 女性ならではのコメントとしては、太らないことですかね。造船現場はダイエットにも有効かな。そして、何事にもへこたれない精神が身についたような気がします。

仕事で大変なことは?
どんな苦労がありましたか?

 最初は体力面がきつかったです。溶接の機械が重いので、運ぶのが大変でした。でも、今では片手で持てるようになりました。他には造船特有の専門用語があって、最初は何のことか分かりませんでしたが、先輩や上司が優しく教えてくれたので、今では理解できるようになりました。

仕事をしていく上でさらに必要になったことは何ですか?

 まずは体力と健康の維持。時々、筋トレをして鍛えています。そして、なんと言っても技術の向上ですね。そのためには、あきらめずに、辛抱強く、基本に忠実に技量を高めていくしかないと思っています。いまでは後輩もできたので、職場のコミュニケーションも大事な課題だと考えています。

中学・高校時代にやっていて良かったことは?

 調理の勉強をしていましたので、健康や食事の管理ができる点は、仕事をする上でも役に立っています。

引用:Shipbuilding News Vol.12

中学校での職場体験などの機会がもっと増えるといいですね。社会や仕事のことに興味を持つキッカケになります。目指す職業のイメージに通じていくかも知れませんし、社会に出てからの力にもなると思います。あきらめずにやっていれば、きっといい方向に向かうはずです。頑張って下さい。


PROFILE:
造船製造 組立(溶接) 阿部 みぎわ
株式会社新来島どっく

記事提供:日本造船工業会