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自船の走錨リスクを判定するシステム(錨ing(イカリング))を無料公開!


 平成30年台風21号で発生した関西国際空港連絡橋へのタンカー衝突事故により、自動車道と鉄道が不通となり、一時的に多くの方が空港内にとどめ置かれることになり、人流・物流に大きな影響を及ぼしました。


 台風等の荒天時に強風等により船舶が流され、他船や陸上施設に衝突する事故(走錨事故)が毎年発生しています。走錨した船舶が陸上や海上の重要施設に衝突すると、関西国際空港の事故ように、人流・物流に大きな影響を及ぼします。国土交通省海事局では、こうした事故の再発防止のため、船員の方が錨泊検討地点における自船の走錨リスク(走錨の可能性)を判定し、リスクに応じた走錨事故防止対策 (錨泊地/錨泊方法の変更等)の実施を促す「走錨リスク判定シスム」(愛称:錨ing(イカリング))を開発しました。


走錨リスク判定システム(愛称:錨ing(イカリング))とは!?

自船の情報(長さ、幅等)や錨泊検討地点の情報(水深、底質)、気象・海象等のデータを入力すると、走錨するリスクが「高・中・低」の3段階で判定されます。リスクに応じた走錨事故防止対策(錨泊地の変更、錨泊方法(使用する錨の数等)の変更、エンジンの起動等)を実施するための参考情報としてはイカがでしょうか?
 オフラインで使用できるPC版と、スマートフォン・タブレットで使用できるWEBアプリ版の2種類があります!いずれも無償で海上・港湾・航空技術研究所(海上技術安全研究所)のホームページからダウンロード・利用できます。
 錨ing(イカリング)を活用し、台風等に備えましょう!




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