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御船印を集めながら、船旅を! ― 旅作家 小林 希 ―


海に囲まれた日本は、大小多くの島々が織りなす国です。一つひとつの島に、歴史や文化、伝統があり、島の数だけ日本の魅力を発見します。私は、そんな島々の違いや共通点を探しながら旅することが大好きで、そのたびに船に乗る機会も増えていきました。
私が思う船の最大の魅力は、船から眺める自然の景色とのんびりとした時間です。優しい潮騒や刻一刻と変わる空模様、360度見渡す限りの大海原。船で寝泊まりしながら移動するのも旅情に浸れます。だから、忙しない日常の中でゆっくりスロウな時間を味わうために、あえて船を使った移動を選ぶことも増えました。
皆さんは、旅するときに陸路や空路を思い浮かべると思いますが、ぜひ海の道(航路)も選択肢に入れていただけると嬉しいです。長距離フェリー、高速ジェット船、遊覧船などさまざまな船が運航していて、船そのものも時代とともに進化しています。
海や各地の水辺を船旅するのに、船の御朱印である「御船印(ごせんいん)」を集めてめぐるのもおすすめです。2021年4月から日本旅客船協会の公認事業で、全国の船社が参加しています(6月時点で76社)。各船社が、オリジナルの印を作っていますので、旅の思い出になります!




<プロフィール>

小林 希 (こばやし のぞみ)

旅作家 /(一社)日本旅客船協会 船旅アンバサダー
株式会社Officeひるねこ代表。2005年サイバーエージェント入社。子会社の出版社に出向し、多数の書籍編集をした後、2011年末に退社。その日の夜から一眼レフを相棒に世界放浪の旅に出る。1年後帰国して、その旅を綴った『恋する旅女、世界をゆくーー29歳、会社を辞めて旅に出た』(幻冬舎)で作家デビュー。旅、猫、島などをテーマに執筆活動をする。これまで海外70カ国、日本の離島を120島以上 (のべ200島以上)めぐる。また、2014年に瀬戸内海の離島「讃岐広島」で、古民家を宿として再生する島プロジェクトを立ち上げ、「ゲストハウスひるねこ」をオープン。2019年に(一社)日本旅客船協会 船旅アンバサダーに就任し、船業界活性化に取り組む。船の御朱印「御船印」を企画、御船印めぐりプロジェクト事務局を運営している。2022年に瀬戸内海のせとうちアンバサダー、島の宝観光連盟の島旅アンバサダーにも就任。

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