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3年前から各地で「PEACE  MAN  CAMP」という自然に親しむイベントを開催している私ですが、私の故郷、神奈川県の江ノ島では自分の1月19日の誕生日の日を、ついに海のゴミ拾いの日にしちゃいました!
「海さくら」の皆さんにご協力いただき、ゴミ拾いのためのトンク・軍手・回収袋もご用意いただき、本当にありがたかったです。

今年はコロナでファンの皆さんへの声がけは諦めましたが、一人でも「行こう!」とバースデーゴミ拾い!(笑)

鵠沼生まれの私なので、江ノ島は私の「産湯」とも言える海。
でも、実はその江ノ島、私の小学生の頃、サンオイルが爆発的大ヒットした時代で、江ノ島の海一面が油でギトギトの酷い海だったんです。

「綺麗な海で泳ぎたい!」あの日少女が出会った思いは強烈な記憶。

90年代から20年間、鎌倉に住んでいた頃はビーチコーミングが大好きになり、自宅の前の川が綺麗になれば海も自然に綺麗になる!
そんな願いを込めて「リバー・オブ・ドリームス」の頭文字で「ROD」という自主レーベルを設立し「LIVING」と「HANA」という2枚のアルバムを制作しました。
そのアルバムデザインに「海のゴミ」を沢山使いました。
時には「次の作品の材料が足りないから海にゴミ拾いに行かなくちゃ!」ということも。
自分の生活の中にビーチクリーンを組み込めば「自ずとゴミ拾いにゆくだろう!」と思ったことがうまくゆき、楽しいサイクルが生まれました。

「綺麗な海で遊びたい!」そんな気持ちは海で暮らす魚達もきっと一緒!
彼らはどんな状況でも海から出ることができません。
私達のように「窓を開ける」こともできないんです。
何より人間が汚した海に生きる魚達の命をもらって、私達は生きています。
海は自分の「命」と言えるのです。

ダイビングしていた時のこと、偶然、私の頭上を大きな鯨が通過したことがありました。
でも、残念ながら教えてもらったその時にはすでに鯨の姿は消えていました。
なんでも、鯨はひとかきで何十メートルも進むそう。
その時、鯨の巨大さをリアル実感。それ以来、山にいても街にいても、その先には命の源の「海」があり、何十メートルもある巨大な鯨や魚達が暮らしていることをいつもイメージして生きている私です。




<プロフィール>
白井貴子
神奈川県藤沢市出身、フェリス女学院短期大学音楽科卒業、1981年デビュー
2007年(平成19年)環境保全の大切さなどを発信し地球環境保全の推進を図る「かながわ環境大使(初代)」に就任し音楽活動の傍ら、地元江の島の地域の団体「海さくら」とビーチクリーン活動を定期的に行い、現在では「PEACE MAN CAMP」として全国各地で様々な環境活動を展開中。

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