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  4. 船旅アンバサダーがおすすめする離島船旅

 離島(以下、島)は日本に散らばる無数のタイムカプセルか、魅惑的な宝箱のように思います。私は本格的に島へ行き始めて10年が経ちますが、行くたびに想像以上の驚きと感動、癒しをたくさんの島で得てきました。
 島に降り立つと、途端にスロウな時の流れを感じ、鳥の声や風の音が聞こえ、すーっと肩の力が抜けていきます。情緒的な街並みに、ノスタルジックな暮らしや歴史的な行事に出会うのも、ありのままの自然に身を委ね、たゆたうように原生林を歩き、海で泳ぐのも、それらがいつもの日常になかった豊かさであると気付きます。そして、無垢な自分にかえる瞬間を感じて、泣きたくなるような嬉しさも覚えます。
 今や島ごとに地元の特産や景勝を生かした食事やカフェ、宿などが増えています。ですが、どの島として同じところはありません。さあ、船に乗って島旅へでかけませんか。あなたの冒険が、これから先の日々をより豊かにするキッカケとなりますように。


旅作家 小林 希さん

旅、島、猫をテーマに多数の書籍を出版。
また、離島アドバイザーとして島おこしなどの活動もしている。
これまでに世界65カ国、国内100島をめぐる。
2019年より(一社)日本旅客船協会の船旅アンバサダーに就任。





【佐栁島(さなぎしま)】猫に出会える小さな島

 瀬戸内海の島々でもっとも猫に出会える島の一つ。船から降りると、港で猫たちが出迎えに来てくれることも。集落は本浦地区と長崎地区の二つで、その間にある小学校の木造校舎を改築したネコノシマホステルでは、猫スタッフが旅人を暖かく迎え入れてくれる。(香川県)
※三洋汽船で多度津港から約1時間


【隠岐諸島(おきしょとう)】ユネスコ世界ジオパークで国境の島

 海からそそり立つ高さ257mの断崖絶壁・国賀海岸や芸術的な岩肌の赤壁、神秘的なローソク島など、悠久の時間が生み出した自然の造形美に心を奪われる絶景スポットが島のそこかしこに広がる。国境の島でかつて異国の貿易船が立ち寄り、異文化交流の歴史も長い。(島根県)
※隠岐汽船で七類港・境港から約1時間〜2時間半


【御蔵島(みくらじま)】イルカに会える島

 島の周りに野生のミナミハンドウイルカが約150頭暮らしており、ドルフィンスイムやドルフィンウォッチが楽しめる島として有名。海の中でイルカの鳴き声が聞こえ、やがて次々と現れるイルカとの遭遇は、神秘的な体験。リピートする人が後を絶たないほど。(東京都)
※東海汽船で東京・竹芝から約7時間半


まだまだある、離島の魅力


出会い

時間をかけて行くからこそ冒険感がある船旅。帰る時、島で出会った人たちといつまでも手を振りあってお別れする時間にぐっときます。(伊豆大島・東京都)


グルメ

360度海に囲まれた島だからこその豊富な海の幸。その日にあがった新鮮な魚介類は格段に美味しい。地元のお寿司屋さんで、島のお話を聞いたりするのもおすすめです。(佐渡島・新潟県)


大自然

日本最西端の島では、ほのぼのと放牧されている与那国馬がたくさん。島内には乗馬体験ができるところがあり、大自然を満喫しながら癒しの時間を過ごせます。(与那国島・沖縄県)


宿

島旅では好きな宿が見つかるといっそう楽しくなります。宿のご主人と女将さん、島の人たちと一緒に夕食をとりながら交流してみては。(加計呂麻島・鹿児島県)


アート

島内にアート作品を点在させて観光に力を入れている島がいくつもあります。体験型アート作品で、フォトジェニックな一枚を撮ってみました。(佐久島・愛知県)



離島旅をもっと知りたい方は「週末島旅」記事もどうぞ